~光熱費&食費編~
一人暮らしを始めたばかりの方、あるいは長年ひとり暮らしをしている方も、「気づけば月末にお金が残っていない……」という経験はありませんか?家賃や通信費はある程度固定されていますが、光熱費や食費は日々の生活習慣次第で大きく差がつく項目です。
このコラムでは、不動産会社ならではの視点も交えつつ、無理なく・我慢せずに節約できる生活習慣を「光熱費」と「食費」に分けて紹介します。ちょっとした工夫で、月に数千円、年間で数万円の節約も夢ではありません!
光熱費を上手に節約するコツ

1. エアコンの「つけっぱなし」はアリ?ナシ?
夏や冬の光熱費の多くを占めるのが「エアコン」です。一人暮らしの住まいはワンルームや1Kなどの小さい間取りが多いため、こまめなオンオフよりも、設定温度を抑えての“つけっぱなし”の方が省エネになる場合もあります。
節約ポイント:
- 夏:冷房は 28℃設定+サーキュレーターで空気を循環
- 冬:暖房は 20℃設定+厚着やひざ掛け活用
- 不在時は 1時間以内なら“つけっぱなし”の方が安いことも(ただし外気温により異なる)
また、フィルター掃除を月1回行うことで、効率が約10〜20%改善されるといわれています。
2. 待機電力を甘く見るな!
一人暮らしの部屋では、テレビ・電子レンジ・Wi-Fiルーターなど、意外と多くの家電がコンセントに常時接続されています。これらは使っていなくても電力を消費しており、これが「待機電力」です。
対策例:
- 使用頻度の低い家電は 電源タップでまとめてオフ
- 寝る前や外出時に ルーターやテレビの電源を落とす
これだけで、年間約1,000円〜3,000円の節約になるケースもあります。
3. 水道代を抑える意外なテクニック
お風呂やキッチンで使う水道代も、毎月コツコツ積もると無視できない支出になります。
節約術:
- シャワーはこまめに止める(1分で約12L消費)
- 節水シャワーヘッドへの交換(賃貸OKなものも多数あり)
- 洗い物はため洗い+すすぎ1回
- 洗濯はまとめ洗いで回数を減らす(週2〜3回が理想)
物件によっては「水道料金定額制」のところもありますが、使いすぎは環境にもお財布にもNG。日々の使い方の見直しがカギです。

食費をムリなく抑える習慣術

1. 自炊=節約…ではない!?正しい自炊の始め方
「自炊すれば節約になる」は半分正解・半分不正解。計画性なく食材を買い込んで余らせたり、調味料を揃えすぎたりすると、むしろ割高になることも。
自炊初心者におすすめの工夫:
- 買い物は週に2回まで+買い物メモ持参
- 主食+主菜+副菜の3日分献立を一度に考える
- 冷凍保存や作り置き(ミールプレップ)を活用
例:鶏むね肉、もやし、卵を使えば、炒め物・スープ・丼と3品は簡単に展開可能!
また、電子レンジや電気ケトルだけでも作れる料理は意外と多く、火を使わない分、光熱費の節約にもなります。
2. コンビニ・外食との上手な付き合い方
忙しいときに便利なのがコンビニや外食。でも、1回700円のランチを週5で続けると月14,000円に。これは節約派にとっては見過ごせない金額です。
節約派の付き合い方:
- コンビニは**値引きタイム(夜)**を狙う
- お弁当は週3手作り+週2外食でバランスを取る
- クーポンアプリ(例:マクドナルド、吉野家、LINEクーポンなど)を活用
また、最近では**サブスク型の食事サービス(冷凍弁当・ミールキットなど)**も人気で、1食500円前後で栄養バランスの整った食事ができます。
3. お米は神コスパ食材!
一人暮らしの食費を語る上で外せないのが「お米」。5kgで約2,000円程度ですが、これでお茶碗約65杯分。1食あたりわずか30円以下です。
裏ワザポイント:
- まとめ炊き+小分け冷凍で手間削減
- 「炊飯器なし」でも炊ける!電子レンジや鍋を活用
- カレー、丼もの、炒飯などにすれば簡単&満足度◎
「今日は何も作りたくない…」という日も、冷凍ご飯があればレトルトカレーでしっかり1食完成。これは非常に心強い習慣です。

番外編:一人暮らし向けの物件選びと光熱費・食費の関係大
物件選びの時点で、光熱費や食費が節約しやすい部屋というのも実はあります。
例)節約向き物件のポイント
項目 | ポイント |
---|---|
キッチン | 2口コンロ or IH、収納豊富 |
断熱性 | 二重サッシ・遮熱カーテン対応 |
日当たり | 南向きで昼間は照明いらず |
スーパーの距離 | 徒歩5分以内にあると◎ |
また、「都市ガス」の物件は「プロパンガス」よりも月額で1,000〜3,000円ほど光熱費が安くなる傾向があるので、物件選びの際はガス種別にも注目してみましょう。
まとめ:毎月1万円の節約も夢じゃない!
ちょっとした意識と習慣の変化で、光熱費で3,000円、食費で7,000円の節約も十分可能です。年間にするとなんと12万円以上!旅行や趣味に使えるだけでなく、いざという時の貯金にもつながります。
一人暮らしは、自分の生活スタイルを自由に決められる反面、無意識の「ムダ遣い」も起きやすい環境です。この機会にぜひ、自分の暮らしを見直してみてはいかがでしょうか。

おわりに

一人暮らしは、ちょっとした工夫と知識で“お金のたまりやすい生活”に変えることができます。 節約=我慢ではなく、「ムダを見直して、本当に大切なことにお金を使う」ことが、ゆとりある毎日への第一歩です。
当社のスタッフも皆さまの暮らしを応援しています。賃貸生活の中で困ったことや気になることがあれば、いつでもお声がけください。
一人ひとりのライフスタイルに合った住まい探しと、快適な毎日をサポートしてまいります!
▼この記事のまとめ:今日からできる節約アクション!
✅ エアコンは温度設定+サーキュレーターで効率よく
✅ 家電のコンセントは「こまめにオフ」で待機電力カット
✅ 食費は「まとめ買い+冷凍+作り置き」でムダを防ぐ
✅ お米を活用して“コスパ最強”ごはん生活
✅ 節約しやすい物件(都市ガス・日当たり・立地)を選ぶのも大事!
来週は日用品&娯楽費編になります!