~実は“物件がない”のではなく、“見えなくなっている”だけかもしれません~
賃貸物件を探していると、多くの方が一度はこう感じます。
「どのサイトを見ても、良い物件が全然ない」
「ピンとくる部屋が出てこない」
しかし、不動産の現場で日々お客様と向き合っていると、本当に良い物件が“存在しない”ケースは意外と少ないのが実情です。
ではなぜ、「良い物件がない」と感じてしまうのか。
その理由を、よくあるパターンごとに解説します。

理由① 条件を詰め込みすぎている
「駅徒歩5分以内」「築浅」「オートロック」「バストイレ別」「家賃7万円以下」
このように条件を並べてみると、一見どれも普通に見えます。
しかし、すべてを同時に満たす物件はかなり限定的です。
特に都市部では、
- 立地が良い=家賃が上がる
- 築浅=設備は良いが家賃も高い
というバランスが基本です。
条件が多いほど、検索結果は減り、「良い物件がない」と感じやすくなります。
実際には、優先順位をつけるだけで一気に選択肢が広がるケースがほとんどです。
理由② 家賃相場と希望がズレている

良い物件が見つからない最大の原因が、家賃相場とのズレです。
例えば、
「梅田まで20分以内」「1K」「築10年以内」で家賃6万円台
という条件の場合、相場的にはかなり厳しいエリアも多くなります。
相場を知らずに探していると、
「この条件でこの家賃は高い」
「もっと安くて良い物件があるはず」
と感じてしまい、結果的にどの物件も良く見えなくなります。
まずは不動産会社に**「この条件だと家賃はいくらが現実的か」**を聞くことが、物件探しの近道です。
理由③ 写真と条件だけで判断している

ポータルサイトの写真は、
- 広角レンズ
- 明るく加工
- 家具が置かれていない
など、実物より良く見える工夫がされています。
そのため、写真だけで判断すると、逆に期待値が上がりすぎてしまいます。
内見して
「思っていたのと違う」
と感じるのは、物件が悪いのではなく、情報の見方が原因の場合も多いです。
立地・建物・周辺環境などは、写真では分からない部分が大きいため、
「内見して初めて分かる良さ」がある物件も少なくありません
理由④ タイミングが合っていない
賃貸市場には明確な波があります。
1~3月の繁忙期は、
- 良い物件はすぐ決まる
- 比較する前に申込みが入る
という状況が当たり前です。
「じっくり選びたい」と思っている間に、
本当は条件に合っていた物件を見逃していることもあります。
理由⑤ “理想の部屋”を探しすぎている
SNSやルームツアー動画の影響で、
「完璧な部屋」をイメージしすぎてしまう方も増えています。
しかし、賃貸物件は
100点満点の部屋より、70点で生活しやすい部屋を選ぶ方が、
実際に住んでからの満足度は高いです。
住み始めてから気になるポイントは意外と少なく、
逆に「立地」「生活動線」「周辺環境」の重要性を実感するケースがほとんどです。
まとめ|「良い物件がない」と感じたら見直すべきこと
「良い物件がない」と感じたときは、次の5つを見直してみてください。
- 条件に優先順位をつけているか
- 家賃相場を正しく理解しているか
- 写真や条件だけで判断していないか
- 探すタイミングは合っているか
- 理想を求めすぎていないか
実際には、
「少し条件を緩めた瞬間に一気に良い物件が見えてくる」
というケースは非常に多いです。
不動産会社は、物件を売りたいのではなく、
「その人に合った現実的な選択肢」を一緒に探す存在です。
もし「良い物件がない」と感じたら、
一度プロに相談し、視点を変えてみることをおすすめします。








