初めての一人暮らし。自由な生活への期待に胸を膨らませる反面、不安も少なからずあるのが現実です。特に女性にとって重要視されるのが「安全性」。防犯対策がしっかりした物件を選ぶことで、日々の暮らしが安心できるものになります。
今回は、1人暮らしの女性に人気の「安全性」を重視したお部屋探しの条件をピックアップ。内見時や物件選びのチェックポイントとして、ぜひ参考にしてください。
オートロックはマスト条件!

まず何よりも重要なのが「オートロック」の有無。玄関に直接訪問者が来られないよう、マンションのエントランスに設置されているオートロックは、不審者の侵入を防ぐ第一関門です。
また、オートロック付きの物件は管理体制が整っていることが多く、住人の意識も高い傾向にあります。夜遅くの帰宅や宅配便の受け取り時など、安心感がまるで違います。
【チェックポイント】
宅配業者が中まで入れる仕組みになっていないか
訪問者を映すモニター付インターホンがあるか
2階以上、できれば3階以上の部屋を選ぶ

女性の一人暮らしで特に注意したいのが、外部からの侵入です。空き巣の多くが1階や低層階を狙うため、できる限り上階の部屋を選ぶのが望ましいです。
また、カーテン越しに室内が見えやすい1階は、下着泥棒や覗きの被害も報告されています。家賃は少し高くなりますが、「安全料」と考えると妥当かもしれません。
【チェックポイント】
バルコニーの外に人が簡単に入れる構造になっていないか
階段や非常階段がすぐそばにないか
隣室との距離が近すぎないか
駅からの道のりは「明るさ」と「人通り」でチェック

物件自体の安全性だけでなく、「帰り道の安全性」も大切なポイントです。特に夜の帰宅時、駅から自宅までの道が暗くて人通りが少ないと、それだけで不安になります。
女性に人気なのは、駅から徒歩10分以内で、コンビニやドラッグストアなどが途中にあるルート。人目が多い道は、防犯にもなり、万が一の時も助けを求めやすくなります。
【チェックポイント】
夜間でも明るく照明がしっかりしているか
商店街や大通りを通るルートがあるか
交番や交差点が近くにあるか
管理人・防犯カメラの有無は要確認!

「見られている安心感」は防犯対策として非常に効果的です。管理人が常駐または定期巡回している物件、エレベーターやエントランスに防犯カメラがある物件は、空き巣や不審者への抑止力になります。
防犯カメラの映像は管理会社や警察の捜査にも役立つため、トラブル時の証拠としても心強い存在です。
【チェックポイント】
防犯カメラがどこに設置されているか
エレベーター・駐輪場など死角になりやすい場所にカメラがあるか
管理人の対応時間・緊急連絡先は明確か
セキュリティ会社と提携している物件

セコムやALSOKといったセキュリティ会社と提携している物件は、より高度な防犯対策が取られています。異常があった場合、自動的に警備員が駆けつけるシステムがあるなど、1人では対応しきれない事態でも安心です。
また、こうした物件は防犯意識が高く、建物自体も築浅や設備充実なことが多いため、快適性も同時に確保できます。
【チェックポイント】
セキュリティ契約内容(自動通報・警備員の駆けつけ時間など)
月額費用が別途かかるかどうか
窓・玄関のセンサー設置の有無
内見時に確認すべき「細かいけれど重要な」ポイント

大きな条件に加えて、実際の内見時に確認しておきたいポイントもあります。特に防犯面での「ちょっとした安心」は、日々のストレスを大きく軽減してくれます。
【内見チェックリスト】
- 玄関ドアの二重ロックやドアスコープの有無
- 窓の鍵がしっかりしているか(補助ロックも含む)
- 窓やバルコニーの目隠し(外から見えにくいか)
- ピッキングに強い鍵(ディンプルキーなど)が使われているか
まとめ
自分を守るのは「知識」と「準備」
1人暮らし女子にとって、安全性の高い住まいを選ぶことは、自分の生活を守る第一歩です。見た目のオシャレさや家賃の安さだけでなく、「安心して暮らせるかどうか」を軸に物件を選ぶことで、毎日の生活が格段に快適になります。
物件選びの際は、不動産会社の担当者に「女性目線で防犯性の高い物件を探しています」と伝えるのも効果的。希望をしっかり伝えることで、より条件に合った物件を紹介してもらえるはずです。
新生活はワクワクと同時に、不安もあるもの。だからこそ、事前の準備と情報収集が大切です。自分自身の安全を守るために、「安心できる住まい」という選択肢を、しっかりと見極めていきましょう。