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都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い

賃貸物件を借りる際、注意しなければいけないポイントをご紹介させて頂きます。その1つとして大きく取り上げられているのが都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いです。都市ガス・プロパンガスそれぞれのカテゴリーに分けて解説させて頂きます。

目次

ガスの成分と性質

1主成分・性質

項目都市ガスプロパンガス
主成分メタン(CH₄)プロパン(C₃H₈)、ブタン(C₄H₁₀)
カロリー(熱量)約11,000 kcal/m³約24,000 kcal/m³(約2倍)
比重(空気=1)約0.6(空気より軽い)約1.5〜2(空気より重い)
拡散性上に拡散する下に溜まる

詳細解説:

  • プロパンガスの方が発熱量が高く火力が強いため、料理・暖房でパワフル。
  • 都市ガスは空気より軽く、漏れた場合は天井方向に上がりやすく、比較的拡散しやすい。
  • プロパンガスは空気より重く、床に溜まりやすいため、漏れた際の引火・爆発リスクがやや高い

供給方法

それぞれの供給先

項目都市ガスプロパンガス
供給方法地中の配管を通じて供給ボンベ(タンク)を建物に設置
工事の必要性地中配管のインフラが必要配管が不要でどこでも設置可能
対応地域都市部・一部住宅地全国どこでも対応可能

詳細解説:

  • 都市ガスはインフラ整備が前提。新興住宅地やマンションで導入されているケースが多い。
  • プロパンガスは、ボンベを置けるスペースさえあればどこでも使用可能。地方や山間部に特に多い。

料金・コスト面

料金の差

項目都市ガスプロパンガス
料金形態公共料金的に設定(基本料金+従量料金)自由料金制(業者が独自に設定)
平均料金安い(例:5,000~7,000円/月)高め(例:7,000~12,000円/月)
値上げの頻度比較的少ない変更が多く不透明なケースも

🔍 詳細解説:

  • 都市ガスは価格が公共料金に近く、透明性があり、比較的安定・安価
  • プロパンガスは業者ごとに自由に価格を設定しており、賃貸では契約変更不可な場合が多く、割高な料金設定もある
  • 同じ調理・お風呂の使い方でも月に2,000~5,000円の差が出る

安全性

項目都市ガスプロパンガス
ガスの拡散空気より軽い→上方へ拡散空気より重い→床に滞留しやすい
漏れた場合拡散しやすい溜まりやすく引火リスクがやや高い
警報機の設置位置天井近くに設置床付近に設置

🔍 詳細解説:

  • どちらも本来無臭だが、ガス漏れ時の検知のために匂い成分が添加されている。
  • プロパンガスは重く床に溜まりやすいため、爆発事故に注意が必要。一方で、漏れに気づきやすいという声も。
  • ガス警報器は、ガスの特性に合わせて設置場所が異なる点も重要。

🔥火力の違い

項目都市ガスプロパンガス
熱量約11,000 kcal/m³約24,000 kcal/m³
調理性能十分だが火力は普通高火力で調理向き

🔍 詳細解説:

  • プロパンガスの方が倍以上の熱量があり、料理が早く仕上がる・強火調理向き
  • 一般家庭では差が小さいが、中華やガス暖房などではプロパンの強みが出る

🔍賃貸物件での選び方ポイント

観点都市ガスプロパンガス
ランニングコスト安く抑えやすいやや高めになりがち
ガス会社の変更不要(地域一括)変更不可が多い(物件指定)
入居前のチェックガス種の確認だけでOKガス会社名+料金表の確認推奨!

総合まとめ

比較項目都市ガスプロパンガス
コスト◎ 安い△ 高め
火力△ 普通◎ 強い
安全性◎ 高い(軽くて拡散しやすい)△ 重くて床に溜まりやすい
災害対応△ 復旧に時間◎ ボンベで早期復旧可
設置柔軟性△ 配管が必要◎ どこでも設置可能
賃貸との相性◎ 経済的△ ガス会社が選べず高めのことも
  • 都市ガスの物件は、ガス代が安く、光熱費を抑えやすいので家計に優しい
  • プロパンガスの物件は、火力が強く災害に強い一方で、料金が高めでガス会社の変更が難しいため、事前確認が大切。
  • 契約前に「ガスの種類(都市ガス or プロパン)」「ガス会社名」「料金表」の3点セットの確認をおすすめします。
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この記事を書いた人

LAKIA不動産の編集メンバーが不定期で更新します。不動産界隈の最新ニュース・物件更新情報・LAKIA不動産からのお知らせやお部屋探しに役立つ情報をわかりやすく紹介します!